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ThinkPad T42の修理という名のT43化

T42が壊れた

たまに現役から退いたThinkPad T42に火を入れて生存確認をしていたのですが、電源周りがいかれてきたらしく、電源が入らなくなることが時々あり、そうこうしているうちにとうとう全く立ち上がらなくなりました。現象からはマザーボードの故障なのは明らかで、今更ながら修理するかどうか悩ましいところでしたが、思い切って中身をT43化してみることにしました。

このT42のT43化というネタ自体はもう今更の話題ですが、せっかくなのでエントリに残すことにしました。

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ThinkPad新旧比較(X201s vs 560E)

ThinkPad X201s vs ThinkPad 560E
ThinkPad X201s vs ThinkPad 560E

昨年(2010年)末、日本に帰国した際にThinkPadX 201sを入手しました。その際に昔(1997年)に入手したThinkPad 560Eを並べてみた写真があるので紹介します。X201sが英語キーボード仕様で560Eが日本語仕様という違いがあるもののあえてタッチパッド無しにしたので外観はほとんど同じです。10数年の違いで、CPUがMMX 166MHzがCore i7の2GHz4スレッドに、メモリが80MB(標準は16MB)から8GBに、HDDが6GB(標準2GB)から500GBに増強されました。LCDはどちらもサイズが12.1インチ型ですがアスペクト比が4:3の SVGA(800×600)から横長16:10のWXGA+(1440×900)になってます。値段も確か560Eは30万円弱してたのがX201sはほぼ半額程度。重量も軽くなっています。まさに10年一昔ですね。

ThinkPad X201s vs ThinkPad 560E
ThinkPad X201s vs ThinkPad 560E

フットプリントはほぼ同じ。X201sの方が奥行きが小さいですが、大型バッテリを取り付けると560Eよりも大きくなります。X201sがほぼA4サイズで560Eはヒンジの部分の寸法だけA4からはみ出た形ですね。私の先入観では560Eはもっと大きくX201sはもっと小さいと思っていましたがこうして並べると面白いくらい同じです。

ThinkPad X201s vs ThinkPad 560E
ThinkPad X201s vs ThinkPad 560E

ThinkPad X201s vs ThinkPad 560E
ThinkPad X201s vs ThinkPad 560E

厚みはほぼ同じですが560Eの方が一定の厚さでX201sは場所によって厚みが違い、大型バッテリを取り付けた状態で一番分厚い部分は560Eよりも厚くなっています。ここまで寸法が同じだったら昔手放してしまったThinkPad 560用のキャリングケースに丁度入ってたかも。残念。

ThinkPad 560E専用バッグ
ThinkPad 560E専用バッグ

ThinkPad 560E専用バッグ
ThinkPad 560E専用バッグ

ThinkPad 560E専用バッグ
ThinkPad 560E専用バッグ

ThinkPad 560E専用バッグ
ThinkPad 560E専用バッグ

今まで色々なサイズのノートPCを使ってきましたが、キーボードの使いやすさと画面の解像度と見易さを考えるとこのA4サイズが私にはしっくりきます。それにしても10年後にはThinkPadはどんな風になっているのでしょうね。

 

 

 

 

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ThinkPad USB トラックポイントキーボードその後

ちょっと前に紹介したThinkPad USB トラックポイントキーボードですが、使ってみての感想を少し書いてみます。

大きくなったEscキー


*左が「ThinkPad USB トラックポイントキーボード」、右が「ThinkPad T42の英語配列キーボード」
これは確かにF1キーを間違って押してしまうことは無いのでいいかもしれません。でも、縦に長いキーにする必要は無いと思います。ファンクションキーを右の方に移動してEscキーの場所が作れたのならファンクションキーと同じ大きさのキートップで充分だと思いました。

大きくなったDeleteキー


*左が「ThinkPad USB トラックポイントキーボード」、右が「ThinkPad T42の英語配列キーボード」
こちらは使用頻度の少ないPrtSc/ScrLk/Pauseキーを左の方に移動して空いた場所にInsertキーを配置し、Deleteキーを縦に大きくしています。
これは最初、使ってみる前まではいいかもと思っていたのですが実際に使ってみるとあまり使い心地は良くありません。特に私の場合はコピペでCtrl+Insert(コピー)、Shift+Insert(ペースト)、Shift+Delete(カット)という使い方をよくするのでかなり違和感があります。要するにあまり使わないという評価で左に押しやられたInsertキーを私はよく使うのです。左手でCtrl/Shift/Altキーを、右手でInsert/Delete/Home/End/PgUp/PgDnキーとカーソルキーをそれぞれ組み合わせて編集作業するのに慣れているのがかなり台無しです。
ついでに書くと、AltキーとCtrlキーの間にあるWindowsキーはやはりかなり邪魔ですね。

LEDのインジケーターが付いたCaps Lockキー



最後に、ほとんど積極的に使うことが無く、しばしば知らず知らずのうちに押してしまっていて時としてイライラさせられるCaps LockキーにLEDのインジケーターが付いたことは評価してもいいかなと思います。ほんの少しだけイライラが減ったような気がします。

やはり剛性が足りない


前のエントリーでも書きましたが全体として剛性がやはり足りません。特にチルトスタンドを立てた時のやわさ加減は相当残念なレベルです。キーボードの裏に全体をカバーする大きさの金属板を一枚入れるだけで全然違うはずなんですがコスト優先なのでしょうね。実際、私がこれを買ったのは安さに惹かれてだったのであまり強いことは言えた話じゃないんですけどね。
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ThinkPad USB トラックポイントキーボード(英語) 55Y9003


赤いポッチのトラックポイントが付いたThinkPadのキーボードが単品のUSBキーボードになった製品です。安く出てるよと友人のFFUさんに誘われて買っておいてもらったものが先日ようやく手元に届いたのです。
今使っているノートPCがThinkPad T42で、トラックポイントとタッチパッドの両方付いているキーボードなのですが、トラックポイント好き&タッチパッド嫌いの私はBIOSでタッチパッドを殺して使っています。
今回のこのキーボードはタッチパッド無しのトラックポイントのみなのでものすごく物欲をそそられました。
キー配列は日本語版も売ってますが、私は英語配列を選択。EscキーとDeleteキーが大きくなった新配列ですが、唯一残念なのがとうとうWindowsキーが追加されています。カーソルキー周りのページを進んだり戻ったりのキーも邪魔ですがこの辺はもう仕方ないのかなぁ。

キーピッチは従来どおりの19mmピッチで、その昔ThinkPad220のキーをガシガシ打っていたのを考えると私にとっては若干広めなんですがT42で慣れてしまったので違和感はありません。
重さは見た目よりも軽い!軽いこと自体はいいのですが、ちと剛性が足りない感じがします。チルト用の足を立ててパームレストにどっしりと手を乗せると何となくたわみます。打鍵でも沈み込む感じ。でも実装されているキーボードよりはキーユニットの支え方法に制約が少ないせいかノート(T42)と比べると全然いい感じですね。

早速、Windows XPなデスクトップPCにつないでみましたがPCがDell(SC420)のせいか付属のドライバCDのインストーラーは動かず。コンパネ→キーボード→ドライバの更新でCDを読み込ませるとドライバを組み込んでくれました。でも今まで使っていたキーボードが日本語配列だったのでリブートしてみても日本語配列のまま。レジストリを以下のようにいじって英語配列に変更する必要がありました。

  1. [HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥i8042prt¥Parameters] へ移動
  2. [LayerDriver JPN]の値を[kbd106.dll]から[kbd101.dll]へ変更
  3. [OverrideKeyboardIdentifier]の値を[PCAT_106KEY]から[PCAT_101KEY]へ変更
  4. [OverrideKeyboardSubtype]の値を[2] から[0]へ変更

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レノボ・ジャパン ThinkPad USB トラックポイントキーボード(英語) 55Y9003
レノボ・ジャパン ThinkPad USB トラックポイントキーボード(日本語) 55Y9024

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ThinkPad USB トラックポイントキーボード(英語)
ThinkPad USB トラックポイントキーボード(日本語)

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漏れ電流

昨日の続きで、今度は漏れ電流を測ってみる。

微小交流電流を測れる電流計が無いので日本から持ってきたジャンク箱から2.2kΩの抵抗を見つけてきてこいつにの両端の電圧をテスター測って代用する。

足上げ 足下げ
電圧 0.017V 0.14V
電流 7.7μA 63.6μA

普通交流電流で1mA(1,000μA)がチクッと電気を感じるレベルだと言われています。私の経験では0.1mA(100μA)くらいから充分に 電気を感じますね。また、情報機器の規格などでは交流電流で0.7mA以下であれば安全的には問題なしと判断されてます。ということで、今回の漏れ電流は 数値的には大した大きさの電流ではないことが分かりました。だけど、あまり気持ちのいい状態ではありませんね。そういう意味からはACアダプターはアース 付きの3線コンセントの方がいいですね。