2012年12月6日、家族で来ていた長崎観光の2日目の朝にオランダ坂近辺を散策していたら携帯が鳴りました。「本日の軍艦島ツアーは波が高いため中止になりました。」 午前中の便を予約していた軍艦島ツアー会社からの連絡でした。その会社の午後の便は団体客で満員ということで明日の便に変更をしてもらい一旦電話を切りました。「でもひょっとしたら他の会社なら船が出るかも?」と急遽別の軍艦島ツアーの会社に電話してみました。そうしたら船が出るそうです。早速その場で予約入れて元のツアーはキャンセルさせてもらいました。後で聞いてみるとその日に船が出たのは急遽電話したその1社だけだったようです。
という訳でやってきました、船着場へ。冬の平日なのに結構お客さんがいました。
一人ひとりに見学者のカードが配られます。人数確認のためですね。ツアーに申し込む時に誓約書も書きました。注意事項を見ると軍艦島の上陸時間は1時間までとか、「天候基準をクリアする日数が年間100 日」で軍艦島のそばまで行っても上陸できない可能性も結構あるみたいだとか、気軽に観光するにはなかなかハードルが高そうです。
ともあれ、船着場を出てから約30分。今日はラッキーな日だったようです。波が高いものの上陸できました。
島の3箇所ほどに柵で囲った見学用の広場があってそこで案内の方たちが写真を掲げながら説明をしてくれます。写真では青空で良い天気ですが、風が割とあってかなり寒いです。
坑道でかぶるヘルメットをなぜか被らされた嫁はんと説明員で昔軍艦島に住んでいたという「こばた」さん。「こばた」さんは船の中で「船内は禁煙です。私の名前はタバコを逆に読んでコバタと申します」と自己紹介されて、名前を覚えられらない私でもしっかりと覚えていました。軍艦島に住んでたことのある説明員のいるツアー会社はここだけだそうで、まあ何と言うか悪天候のおかげでいい具合に見学できました。
むき出しの鉄筋はもうボロボロ。
ここが一番奥の見学用の広場。あまり廃墟に近づけないのがちょっと残念ですが、それでも異様な雰囲気がよく感じられます。ここから元来た通路を逆戻りして船に戻ります。上陸時間は本当に丁度1時間くらいでした。
その後、軍艦島の周辺を20分ほどでぐるっと回ってから船着場へと向かいます。
お疲れさまでした。
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