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Hardware ProLiant MicroServer

HP Remote Access CardのKVM Viewerが起動しない

HPのProLiant MicroServer(N54L)を入手してお約束のRemote Access Card(RAC)を使ってみました。
正式名称は「HP MicroServer Remote Access Card Kit」で型番は「615095-B21」。それで一番の売りのバーチャルコンソール(KVM Viewer)がすんなり立ち上がらなかったので自分用のメモ。

JAVA7 update51の問題

IE11でRACにWeb-GUIでログインし、vKVM & vMediaからKVM Viewerをクリックすると、

JAVA0

こんな画面が出てコンソールが開かない。色々ぐぐってみるとJAVA7のupdate51からセキュリティが厳しくなって署名付きのJAVAプログラムでないとすんなり実行させてくれない仕様になったのが原因らしい。筋としてはJAVAソフト側が対応すべき話なのだが、すでに後継機種が出ている製品末期を迎えている機種のアップデートは期待できない。JAVA側で例外設定をすることで逃げる。

JAVAの設定はコントロールパネルにあるJAVAアイコンからはできない。スタートボタンからJAVAの設定を行う。

JAVA1 JAVA2 JAVA3

上記のように例外を許可するサイトのアドレスを指定する。「http://」は必須。
これでOK。

新ファームウェア version1.4

この時点でRACのファームウェアのバージョンは1.3。もしかしたらと思ってHPのサイトをチェックしてみたら2014年5月20日付でバージョン1.4のファームが出ていました。早速ダウンロードしてreadme的なファイルを見ると、

1.4 (03/13/2014)

Last Recommended or Critical Revision:

なんて書いてあります。ひょっとしたらJAVAの問題も解決しているかもしれないので早速Web-GUI経由でアップデートしてみます。

farmupdate1

farmupdate2

 

アップ用のファイルは「all.1.4.bin」ではなく「Phrixus.bmc.20140313」こちらの方。binファイルはOSの上からアップデートするのに使います。私の場合はESXi環境なのでゲストOSからアップデートできるかどうか分からなかったし、Web-GUIからならサーバーの電源が切れてても作業できる(これがRACたるゆえん)のでこちらを使いました。

で、アップデートして1.3から1.4になったのですが、結果的にJAVA7の問題は解決してませんでした。「Last Recommended or Critical Revision」ということなので今後はもうアップデートは期待できないんでしょうね。残念。

番外:Remote Access Cardの入手方法

豪州だとMegaBuyというところで送料込$85.99が色々探した中で妥当なところ。私は昨年末にここで送料込$79.28で入手できました。eBayでも送料まで考えるとそんなに安い出品はなかなかみかけません。日本だとこのカードはかつて5千円を切る値段で入手できたそうだけど、今はそんなに安くないみたい。今日本のアマゾンで8,800円。ちょっと前まで1万円を越えていたのでかなり安くなってきたようです。でも、実は日本のHPから直接購入するとさらにもう少し安く手に入ります。

http://h50146.www5.hp.com/directplus/personal/

このサイトから入って、「法人のお客様向け(従業員100名未満)」を選んでから「製品ラインアップ」→「純正オプション」をクリックすると「タワー/ラックマウント型サーバ」が見えるので「MicroServer」を選んで「お見積・ご注文はこちら」をクリックするとようやく辿りつけます。ここなら送料無料で税込8,640円です。個人でもちゃんと売ってくれます。

HPSHOP