水が漏れている!
ここゴールドコーストでは水道使用量の規制が結構あったりして、以前から水道メーターの数値を適宜記録してどれくらい水を使っているか把握するようにしていました。例えば、Rainwater Tankのリベートで使っているグラフなんかがそうです。
記録と言っても時々気が向いた時に水道メーターと電気のメーターをデジカメで撮影しておいて、これも気が向いた時に日時とメーターの値を読み取ってグラフにして、まあ言わば自己満足に浸っていた訳です。それも最近ではマンネリしてきたのでさぼっていたのですが先日9月の中ごろに久しぶりにグラフを描いてみたら異常に気が付きました。下図がそのグラフです。
このグラフは一人1日当たりの水道消費量です。3人家族なので実際の消費量はこの3倍になります。時々みられるピークやドロップはプールに水を足したりしばらく留守にしてたりの影響です。水道メーターの交換作業が6月6日にあり、その日を境に消費量が急に増えています。また、それ以前からも2011年9月頃から少しづつ増加傾向にありました。単にメーターを交換しただけで急に増えるのはちょっと解せませんし、それまでの増加傾向も特に水の使い方が変わってきたという訳ではないのでこれも解せません。今まで90リットル/日だったのが150リットル/日で、1日に約180リットル消費が増えたということになります。これはどこかで水漏れしている可能性大なので、家中の蛇口を全部閉じて水道メーターの値の変化を見てみました。その結果…
9月18日
12:58 46.6655 kl
15:09 46.6855 kl
131分の間に20リットルもどこかで漏れていることが分かりました。これは1日で220リットル、年間で家のプール約3杯分にもなります。金額にすると年間約$240の損失になります。微妙に無視できない水漏れです。
Plumberを呼ばなきゃ!
電話帳やネットで検索するととても沢山のplumberが広告を出しています。その中のどれが良いplumberなのか見ただけでは分かりません。そこで次の日の朝に早速お隣さんに「良い」plumberを知らないか聞いてみました。すると20年くらい前に頼んだplumberがとても良かったと言ってその名刺を持ってきてくれて、その場で電話してくれました。そうしたらもうその人はリタイアしてました。でも息子さんが同じ電話番号で仕事を継いでいて昼過ぎに来てくれることになりました。本来はfirst callで$150ドルのところ$120にお隣さんが交渉してくれました。感謝。
そして昼過ぎに来てくれました、plumberさん。彼に水道メーターの読みで水漏れしているのは分かっているけど、どこで水漏れしているのか分からないということを説明しました。早速水道の元栓を閉めて写真のように外の蛇口に水圧計とホースをつなぎ、車に積んであるポンプで水圧をかけます。
そして多分コンクリートマイクの一種とフィルタ付アンプとヘッドフォンという装備で水漏れの音を家のあちこちで聞きながら水漏れ箇所を探していきます。「バスルームはどこ?」「他に蛇口は?」「ランドリーはどこ?」等々訊かれる度に家の中外案内して回り、それぞれの場所で音を聞いてます。でも30分ほどあちこち音を聞いてもどこに水漏れがあるのか見つかりません。とうとう「あとは雨水タンクの下で水漏れしてたら分からないね」などと言い出す始末。実はplumberが来る前に私は家の水道の蛇口全部に耳を押し当てて何か聞こえるか試していたんです。そしてランドリーの蛇口のところでかすかに「シャー」という音が聞こえるのを見つけていたので彼にそのことを言ってみたのです。彼はマイクをランドリーの蛇口に当てて聞いてみたり、耳を押し当てて聞いてみたりしたのですが「何も聞こえない」と。お隣さんもその音は聞こえないそうです。もっともお隣さんは私よりもかなりお年寄りなのでこれも無理はないと思いましたが、plumberの彼は私よりも一回り以上若いんです。聞こえないはずがないと思うのですが、「全然聞こえない」そうです。うちの家族は全員その「シャー」っていう音は聞こえているのに。。。
いまひとつ釈然としませんが、最終的に彼の出した結論は「ギブアップ」でした。水漏れ箇所を特定できませんでした。これで$120払えって言われるのかなと思いながら「How much do I owe you?」って聞いてみたら$50でした。彼にとっても不本意だったのでしょうね。いつも彼が見つける水漏れは水道メーターをじっと見てたらジワジワ動いているのが分かるくらいのもっと漏れる量が多いのだそうです。そして、「きっと時間がたつと水漏れが激しくなってくるから、そうなったらまた呼んでね」と言って彼は帰っていきました。
さて、これからどうしよう? (この時点で9月19日) (続く)